「ホームページランキング」等の名前の付くシステムに関し、その実情をほとんどご存じ無い方が非常に多いですので、そう言った方々が、今後、無意味な労力や時間を消費しない為にも、一部ですが解説致します。 |
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従来の「相互リンク」システムの限界とモラル低下 |
自サイトアクセスアップを狙った、「相互リンク募集」や「相互リンク様です」と言った表記をよく見かけると思いますが、各サイトレベルで行った場合、僅かな効果はあるものの、思惑とはほど遠いと言った事は、多くの方が経験済みと思います。 |
理由は簡単で、相互リンク先サイト内で、貴方のサイトへのリンクがどのように扱われているかを見れば、明白です。
多くの場合、相互リンク先サイトのリンクバナーやテキストリンク等を、広告バナーの様に単に一覧表示し、「相互リンクサイト」と表記しています。
また、相互リンク先サイトの一覧ページとして、「相互リンクサイト」ページを別に設置しているサイト様も非常に多く存在します。
恐らく、貴方自身、お相手のサイト様へのリンクも、そう言った形で設置していると思います。 |
分かりやすく例を上げると、
仮に貴方が音楽情報を求めて、あるサイトへ訪れたと仮定します。
貴方は、音楽情報を求めてそのサイトへ訪れたのですから、余程の理由が無い限り、「相互リンクサイト」ページへのリンクには目もくれず、まずは、真っ先にそのサイト内のメインコンテンツ(音楽情報)に足を運ぶはずです。
そして、主目的である音楽情報を得た貴方は、次に、「相互リンクサイト」ページへのリンクをクリック・・・・・するでしょうか?。
貴方に限らずクリックする方もいるはずですが、多い数で無い事は、立場を入れ替えてみれば明白と思います。 |
この様に、そのサイトへ来訪された方の目的は、そのサイト内のメインコンテンツであって、相互リンク先サイトのリンクバナー・テキストリンク等を見る為では無い以上、貴方のサイトへのリンクがクリックされる確率は非常に希薄と言ったところが、従来の「相互リンク」システムの常識ではないでしょうか。 |
更に、僅かながらも「相互リンクサイト」ページを見た方がいたとしても、そのページ内に、相互リンク先サイトへのリンク数が20個・30個と多く、更に、相互リンクページと言った、メインコンテンツと関係ない隔離された場所へ設置されていた場合、その場所から貴方のサイトへ訪れる方は、皆無と言った可能性が高くなる事は、説明するまでも無いと思います。 |
簡単な解説ではありますが、残念ながら、現在一般的に普及している「相互リンク」システムが、事実上からも、如何に効果が薄いかと言ったことは、お分かり頂けると思います。 |
※但し、各サイト間で、設置方法やリンク数の工夫をすれば、ある程度の効果は上がります。 |
この為、当ランキングのリンク用HTMLコードを、上記のように設置する参加方法は、「実質的助け合い相互リンク」成立が困難な場合が多いですので、基本的に規約違反とさせていただいております。 |
「相互リンク」とは、お互いの助け合いの気持ちがあって、初めて成立するシステムです。
したがって、何十個ものリンクを、単に羅列するのであれば、「相互リンク」ではなく、単なる「リンク集」とし、自分だけで管理すると言った形が、ウェブ管理者としての最低限のモラルではないでしょうか。 |
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最近流行の「リンク元取得型逆アクセスランキング」プログラムの実情 |
最近、多くのサイト様内で、自身設置による「リンク元逆アクセスランキング実地中」と言った表記を見かけると思いますが、一応、どう言ったシステムかと言うと、名前の通り、リンク先URLからの逆アクセス数を集計し、多い順に上位へ掲載されると言ったシステムです。 |
簡易システムの為設置が簡単で、尚かつ、システム上、参加サイトからのアクセスがあり、自身の
”アクセスカウンター上の”
アクセス数値が増えると言った事から、多くのサイト様が設置していますが、実際は、参加サイトからのアクセスのほとんどが、各参加サイト管理者様によるアクセスであり、事実上、各参加サイトにお越しになられた、一般来訪者様からもたらされたアクセスは、皆無に等しいと言った場合も多く、意味のあるアクセス数とは言いがたい場合が多いです。 |
また、簡易システム上、IPアドレスチェック程度の簡易不正アクセス防止システムしか無い場合が多く、同一人物(各参加サイト管理者等)による重複アクセス(不正行為)が、簡単に出来てしまい、参加サイト自身のアクセス数が
10PV/日
にも関わらず、リンク元アクセスランキング上のアクセス数は、 20カウント/日
と言った馬鹿げたカウントになっている場合もよく見かけるはずです。 |
同一人物によるこう言った不正アクセスが如何に多いかと言ったことは、詳細なデータを分析できるアクセス解析プログラムを平行して設置しているサイト様ならば、良くご存じの事と思います。 |
但し、あくまで簡易システムですので、システムが悪いのではなく、参加する側のモラルに問題があったり、こう言った実情を理解していない為、アクセスカウンター上のアクセス数値が増えているのを見てぬか喜びし、無意味な労力(不正アクセス)を消費している方が非常に多い、と言ったことが言えます。
また、それを承知で設置されておられる方も、正直多いようです。 |